低温で長時間の加熱ができる低温調理器。安全で手軽に使えることと、
食材のおいしさをしっかり引き出すことから、人気が高まっています。
本記事では、低温調理器を使うメリットや選び方を解説します。
また、BRUNOの最新調理家電「コンパクト低温調理器」と、それを使った人気レシピも併せて紹介するので、
参考にしてくださいね。
まずは、低温調理器の特長や基本的な使い方をチェックしていきましょう。
低温調理器は料理の効率をよくするだけではなく、食材本来のおいしさを引き出せるのが魅力です。
低温調理器は、電気の力で簡単に低温調理を実現する家電製品のことです。
低温調理とは、食材を真空状態で袋などに入れて、低温で長時間加熱するフランス発祥の調理法。
大抵の場合、50〜70度でじっくりと食材を加熱します。
近年では、さまざまなメーカーから低温調理器が発売されています。
水を溜めた鍋のような深めの容器にセットして使うため、スリムな縦型のものが多い傾向です。
ローストビーフ、サラダチキン、チャーシュー、温泉卵など、
火加減が難しい料理を簡単につくれるのが低温調理器を使う最大のメリットです。
低温で時間をかけて加熱することで、食材の水分が逃げにくくなり、旨みや栄養が食材にしっかりと残ります。
サラダチキンのように、火加減次第でぱさつきがちな料理も、しっとりとジューシーに仕上がります。
また、低温調理器は家電製品なので、火を使わずに安全に手の込んだ料理をつくれる点も魅力。
温度と時間を設定してセットするだけで調理ができ、
手間や時間がかからないので、忙しい人にもおすすめのアイテムです。
最近ではさまざまなメーカーから低温調理器が発売されています。
どれにしようか迷ったときは、以下で紹介するポイントを参考にして、
比較しながら選んでみてください。
ワット数が大きいものほど、出力パワーが高いです。
出力パワーが高いと設定温度に達する時間が早くなるため、調理時間の短縮につながります。
1000Wの低温調理器が多いですが、なかには850W前後のものも。
基本的に850〜1000Wのものであれば、家庭で問題なく使用できるでしょう。
例えば、大きい肉の塊を時短で調理したい、何種類かの食材をまとめて調理したい場合は、
1000W以上の高出力の低温調理器がおすすめです。
低温調理器は使用時にデジタル表示を見ながらボタンを押して、温度と時間を設定する必要があります。
温度の刻み方は製品によってまちまち。
初めて使用するのであれば、0.5度単位を、本格的に調理したい人は0.1度単位で設定できるものを選ぶとよいでしょう。
時間は分単位で設定できるものがほとんどです。
細かく設定したい場合は、1分単位で設定できるものを選んでみてください。
低温調理器は、製品によって使用できる鍋の深さや水量が決まっています。
購入前に、手持ちの鍋が低温調理器に合うかをチェックしておきましょう。
使用する容器は、深さが15~20cmで、15~20Lの水が入るものを推奨していることが多いです。
もし浅型の鍋しか持っていない場合は、浅型でも使用できる低温調理器を選ぶか、
深めの鍋を新しく用意することをおすすめします。
使い勝手がよいサイズ・重さ・取りつけ方のものを選ぶのも重要なポイント。
家庭で使用するなら軽くてコンパクトなものがおすすめです。
収納がしやすいだけでなく、軽い鍋にセットしても鍋が倒れにくいため安全に使えるでしょう。
また、取りつけ方法にも注目してみてください。
低温調理器の取りつけ方は、クリップ式とネジ式の2種類が主流です。
手軽に取りつけやすいのはクリップ式ですが、厚みのある鍋を使う場合や、
より安定感を求めるのであればネジ式がよいですよ。
次に、低温調理器を使う際とつくった料理を食べる際の注意点について解説します。
大切なのは、食中毒の元となる菌に気を付けること。
注意点を守れば、おいしくつくった料理を安全に食べられますよ。
調理時は手や調理器具を清潔に保つのが基本。
食材に菌が付着するのを予防するために、触れるときはビニール手袋をするのがおすすめ。
また、低温調理する食材は新鮮なものを選ぶようにし、肉や魚などを触った手で袋や器具類を触らないようにしましょう。
肉や魚を一度触ったら、必ず手を洗ってくださいね。
1つの袋に食材を詰め込みすぎると、中心部までしっかりと加熱されない場合があります。
肉を複数枚調理する際は、1枚ずつ袋に入れましょう。
熱が伝わりやすくなるだけでなく、時短にもつながります。
加熱する際は袋内の空気をしっかりと抜いて、真空状態をつくりましょう。
空気を抜くことで中心まで熱が伝わりやすくなり、加熱ムラを防げます。
食材の入った袋にオイルを入れ、袋ごと水に沈めながら空気を抜くと真空状態をつくりやすいです。
また、水に浸かっていない部分は加熱されません。
食材全体が水にしっかり浸かるように沈ませるのもポイントです。
低温調理器を使う際は、正しい温度と時間を設定しましょう。
「ローストビーフなら◯度で◯時間」と料理で温度と時間を覚えるのではなく、食材と量に合わせることが重要。
食材の大きさによって、必要な加熱時間が変わるためです。
もし、レシピで使用しているものよりも大きく重量のある食材を使う場合は、
食材の重量に合わせて、レシピよりも加熱時間を長くしてみてください。
十分な加熱は、料理の安全さとおいしさにつながります。
低温調理後に出来上がった料理は早めに食べるのが理想的です。
しかし、作り置き用のためすぐに食べないといった場合には、
袋全体を氷水にしっかりと浸けてすばやく冷ましてから、冷蔵庫で保存しましょう。
30分以内に食材の中心温度を20度程度に下げることで、菌の増殖を防げます。
2022年12月、おしゃれで清潔感のある見た目の低温調理器がBRUNOから発売されました。
ここでは、BRUNO「コンパクト低温調理器」の概要と、それを使ってつくれる人気レシピを2つ紹介します。
BRUNOから新発売のクリップ式の低温調理器。
取り出しやすく収納しやすいコンパクトなサイズですが、パワーは1000Wと十分です。
設定温度の最高は95度なので、低温調理から高温調理まで幅広く対応しています。
クリップはレール式で動くため、10cmの浅めの鍋や容量15Lの大きめの鍋など、
鍋の大きさに合わせて取りつける高さを変えられます。
また、クリップは取り外しができるだけでなく、クリップ部分を下にして横置きができるので、収納にも困りません。
ヨーロピアンファームハウスをイメージした、シックで清潔感のあるカラーは、
キッチンをおしゃれに魅せられるでしょう。
コンパクト低温調理器
価格:11,000円(税込)
ここからは、低温調理器でつくる人気のお肉レシピを2つ紹介します。
BRUNOの低温調理器で肉を加熱する場合、肉の中心を75度で1分以上加熱することが必要です。
鶏むね肉を3種類のソースで愉しめる料理です。
ソースは、タンドリー・エスニック・ハニーマスタードの3種類。
加熱するとパサつきが気になりがちな鶏むね肉も、低温調理器を使うとしっとりと仕上がります。
鶏むね肉と調味料や香り付け野菜などを一緒に袋に入れるだけで、簡単に調理できるのも嬉しいポイントです。
また、大きな鍋を使って、3種類のソースに浸けた鶏むね肉を3袋一気に調理すれば時短も叶いますよ。
「鶏肉のやわらか3種盛り」の詳しいレシピはこちら
プルドポークとはアメリカで親しまれている家庭料理のひとつで、
豚肉の塊にじっくりと火を通して細かくほぐしたものを指します。
低温調理器で肉を8時間じっくり加熱して熱を通すのがポイント。
ほぐした肉をそのまま食べるのはもちろん、パンに挟んでサンドイッチにしてもおいしいです。
「プルドポーク」の詳しいレシピはこちら
手間がかかるイメージのある低温調理も、電気の力で加熱する低温調理器を使うことで安全で手軽に挑戦できます。
食材に合わせて温度や時間を設定し正しく調理をすれば、おいしさがより増すでしょう。
低温調理器を取り入れて料理のバリエーションを広げてみてはいかがでしょうか。
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BRUNO
愉しみ上手な大人が集い、生まれた、ライフスタイルブランド たとえば、ビーチサイドを仕事場に、 いつもの食卓をパーティに変え、 ファッションを愉しむようにインテリアを選ぶ。 “変幻自在”で”愉しさ重視”のライフスタイルがBRUNO流。 BRUNOは、人生を愉しむための 遊び心に満ちたライフスタイルをお届けします。
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