イタリア料理店やカフェで人気のイタリアンスイーツ「アフォガード」。
簡単で、おいしくて、おしゃれなデザートとして、日本でもすっかり定番です。
今回は、外苑前にある本格イタリア料理店<セントベーネ>の加藤政行シェフに、
ひと手間加えた、よりおしゃれでおいしいアフォガードのレシピを開発していただきました。
おいしくつくるコツや、盛りつけのポイントをわかりやすく教えてくださったので、ぜひレシピと併せて読んで、
参考にしてください。
イタリアンスイーツの魅力を、シリーズ全4回でたっぷりとお届けします!
アフォガードは、ジェラート(イタリアのアイスクリーム)に熱いエスプレッソをかけて食べる
イタリアで人気のスイーツ。
甘くて冷たいジェラートと、苦くて熱いエスプレッソが混ざり合って、何とも言えないおいしさが生まれます。
イタリア修行時代によく食べていた、大好きなドルチェのひとつです。イタリアでは、スイーツのことをドルチェって言うんですよ。
ジェラートはバニラが定番です。作り方はイタリアも日本もほとんど変わらないですね。
材料がジェラートとエスプレッソの2つだけだから(笑)
お店によっては、ジェラートがアイスクリームになったり、エスプレッソがコーヒーになったり、
フルーツやミントがトッピングされていたり、おしゃれな盛りつけで工夫されていることもありますが、
基本的にはバニラアイスとコーヒーがあればできてしまうお手軽スイーツなんです。
アフォガードには「溺れる」という意味があり、熱いエスプレッソでジェラートが溶けて、
溺れているように見えることから名前がつけられたと言われています。
バニラアイスにコーヒーをかけるだけでも十分においしいですが、チョコレートを足して、
よりおいしく、デザートっぽくアレンジしたアフォガードをつくりました。
ひと手間加えるだけで、ぐっとおしゃれで贅沢な一品になるので、おもてなしにもぴったりです。
ぜひつくってみてくださいね。
作り方は、①おいしいコーヒーを淹れて、②チョコレートと混ぜて、③アイスにかける、という3ステップ。
あっという間に完成するので、お菓子づくりが苦手な人でも大丈夫です。
ここでは、プロセスをざっくりと説明しながら、
作り方のコツや、これは大事!というポイントをその理由とともに紹介します。
分量など、詳しいレシピはこちらをご覧ください。
シンプルなスイーツだけに、コーヒーの味がおいしさの決め手になります。
そこで今回は、手軽に挽きたてのコーヒーがつくれる
【BRUNO電動ミルコーヒーメーカー】を使って、おいしいコーヒーを淹れました。
コーヒー豆はお好きなものでOK。
ミル部のホッパーの中にコーヒー豆を入れ、挽き目調整リングを一番細かいメモリ(左端)に合わせます。
挽き目調整リングは、左端が一番細かく挽ける設定です
電源ボタンを押して、コーヒー豆を挽きます。
ドリッパーを取り出して、ドリッパーストッパーを2つともおこし、
カップの上にセットして、沸騰した湯を注ぎ、おいしいコーヒーを淹れます。
沸騰した湯を注ぐと、コーヒーのいい香りが広がります
チョコレートを刻んでボウルに入れます。
今回は製菓用のカカオ含有率58%のビターチョコを使っていますが、お好みのチョコレートでOKです。
ボウルに熱いコーヒーを注いで、手早くホイッパーで混ぜ、チョコレートを溶かします。
このとき、コーヒーが冷めていたらチョコレートが溶けないので、熱いコーヒーを入れるのがポイント。
チョコレートは分離しやすいので、スパチュラではなく、ホイッパーで手早く、均一に混ぜましょう。
コーヒーが冷めないうちに手早くホイッパーで混ぜる
冷やした器にバニラアイスを盛り、刻んだナッツを振りかけ、チョコレートコーヒーをかけたら完成!
コーヒーが熱くないとチョコレートが溶けないし、溶けたらすぐにアイスにかけないと
チョコレートが固まってしまうので、時間との勝負です。
アイスにかけた瞬間にチョコレートが冷えて固まり、
溶けたアイスとパリッとしたチョコレートの食感が絶妙で、すごくおいしいですよ。
バニラアイスが溶けすぎないように、盛りつける器を冷凍庫でしっかりと冷やしておくのも大事なポイント。
チョコレートコーヒーをかけたら、バニラアイスがどんどん溶けるので、すぐに食べてくださいね。
バニラアイスとチョコレートとコーヒーの組み合わせが最高!
ナッツのトッピングもすごくおいしくて、今まで食べたアフォガードの中で一番感動しました。
簡単だから、これならすぐにつくれそうです!
加藤政行 プロフィール
1965年埼玉県生まれ。イタリア料理店で修行後、1995年に30歳で単身イタリアに渡り、ローマ料理のレストランで本場の味を学ぶ。帰国後は有名シェフのもとで働き、2011年に独立して、外苑前に「Sento Bene(セントベーネ)」をオープン。伝統的なイタリア料理やワインが楽しめる人気店で、看板メニューは「カルボナーラ」と「ラザーニャ」。本格的なイタリア料理にシェフならではのアレンジを加え、イタリア人にも大好評だったメニューをお店で再現しリピーターが続出。カルボナーラやラザーニャの誕生秘話とレシピはBRUNOファンサイトで公開中。BRUNOアイテムを使ったレシピ開発も手掛けるなど、BRUNO製品の仕様や特徴を熟知し、プロならではの目線で活用法を提案している。
セントベーネ(Sento Bene)HP https://sento-bene.com/
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BRUNO
愉しみ上手な大人が集い、生まれた、ライフスタイルブランド たとえば、ビーチサイドを仕事場に、 いつもの食卓をパーティに変え、 ファッションを愉しむようにインテリアを選ぶ。 “変幻自在”で”愉しさ重視”のライフスタイルがBRUNO流。 BRUNOは、人生を愉しむための 遊び心に満ちたライフスタイルをお届けします。
愉しみ上手な大人が集い、生まれた、ライフスタイルブランド たとえば、ビーチサイドを仕事場に、 いつもの食卓をパーティに変え、 ファッションを愉しむようにインテリアを選ぶ。 “変幻自在”で”愉しさ重視”のライフスタイルがBRUNO流。 BRUNOは、人生を愉しむための 遊び心に満ちたライフスタイルをお届けします。