日本酒を愉しむなら、お酒の味わいに合うおつまみを用意したいですよね。
しかし、日本酒にはさまざまな種類があり、風味や温度など愉しみ方がたくさんあります。
今回は日本酒についてのおさらいと、秋の夜長を愉しむのにぴったりな
日本酒に合うおつまみレシピ、BRUNOのアイテムも紹介します。
日本酒に合うおつまみレシピを知るために、まずは日本酒の種類をおさらいしましょう。
日本酒の種類別の風味や特徴、温度帯ごとの愉しみ方、新酒のシーズンについて紹介します。
日本酒は原料やお米の精米歩合によって、
特定名称酒と呼ばれる吟醸酒・純米酒・本醸造酒の3つに分類されます。
吟醸酒は、米麹、水、醸造アルコールを原料とし、
その中でもお米の精米歩合によって吟醸酒と大吟醸酒に分けられます。
純米酒は、米、米麹、水のみでつくられており、
アルコールがいっさい添加されていないお酒です。
純米酒も精米歩合や香味などの条件の違いから、
純米吟醸酒・純米大吟醸酒・特別純米酒に分けられます。
精米歩合70パーセント以下の米と米麹、
醸造アルコール、水でつくられるのが醸造酒です。
使われる醸造アルコールは白米の総重量10パーセントまでと規定があります。
ほかにも長期間熟成させて、色や味わい、香りを愉しめる熟成酒など、
日本酒と言ってもさまざまな種類があるのです。
吟醸酒は、華やかでフルーティーな香りが愉しめ、
すっきりとした飲みごたえが特長です。
白身魚の刺身や山菜のおひたしなど
素材の味を邪魔しないさっぱりした料理と良く合います。
純米酒は、お米の旨みと香りをしっかり感じられるお酒なので、
しっかりした味付けやこってりとした洋食とも相性が良いです。
本醸造酒は、すっきりとした香りと味で端麗辛口のものが多く、
あっさり系からこってり系までさまざまな味付けの料理に合わせられます。
古酒などの長期間熟成させたお酒は、重厚な香りと濃厚な味がするため、
同じように熟成させた料理や甘くて濃厚な料理などが良く合うでしょう。
しかし、合わせる料理に決まりはないので、選ぶときは個人の好みを大切にしてください。
日本酒はいろいろな温度で愉しめるお酒で、
温度によってさまざまな呼び名があります。
「冷酒」は、5〜15度のお酒を指し、
「雪冷え」「花冷え」「涼冷え」と温度によって風流な名称がつけられています。
日本酒は冷やすほどに香りが落ち着き、飲みやすくなるのが特徴です。
「冷や」は、20〜25度ぐらいの温度のことです。
口当たりが優しく、日本酒本来の味わいを感じられます。
「燗酒」は、30〜55度のお酒を指し、温度によって
「日向燗」「人肌燗」「ぬる燗」「上燗」「熱燗」「飛び切り燗」と呼びます。
日本酒の湯気とともに香りが広がり、
細やかな味わいや深いコクを愉しめるでしょう。
日本酒の新酒シーズンは、12月〜3月が一般的です。
酒造りには低い気温が必要なため、寒い時期につくられます。
一般的な日本酒は、秋に収穫された新米を使ってつくられます。
新酒の多くは12月にしぼりという工程を経て、市場に出回ります。
吟醸酒にはあっさりとした味付けのレシピがぴったりです。
吟醸酒と一緒に味わいたい「フレッシュパセリと魚介のオイル蒸し」のレシピを紹介します。
<材料>3人分
・白身魚(切り身) 200g
・ほたて貝柱 6個
・あさり 9個
・有頭えび 6尾
・いか 1杯
・ズッキーニ 1/2本
・れんこん 60g
・にんにく 1片
・オリーブ油 150ml
・塩 小さじ1/2
・清酒 大さじ1
・レモン 1/2個
・ヤングコーン 3本
・マッシュルーム 3個
・パセリ 大さじ10
・粉チーズ 大さじ2
<手順>
①魚介は下処理し、野菜は食べやすい大きさに切る
②ホットプレートに油をひき、にんにくで香りを立たせる
③具材を入れ蒸し焼きにする
▼使用した商品:オーバルホットプレート
淡白な白身魚の素材を活かしたあっさりとした味わいなので、
さわやかな香りが特徴の吟醸酒に良く合います。
まずは常温で吟醸酒本来の旨みと香りを愉しんでから、
おつまみとのマリアージュを味わってみてください。
お米のふくよかな香りが魅力の純米酒には
こってりとした味付けのおつまみがぴったり。
純米酒と良く合う、秋の食材を使った「さば缶と秋野菜のバター蒸し焼き」を紹介します。
<材料>4人分
・さば味噌煮缶 1缶
・もやし 1袋
・キャベツ 5〜6枚
・にんじん 1本
・さつまいも 1/2個
・三つ葉 少量
・しめじ 1/2パック
・エリンギ 1本
・しいたけ 5〜6個
・銀杏 1缶
・バター 20g
・ポン酢 適量
・柚子こしょう 適量
<手順>
①野菜を食べやすい大きさに切る
②ホットプレートに油をひき、具材を蒸し焼きにする
③火が通ったらバターとサバ缶の汁を入れ完成
純米酒と「さば缶と秋野菜のバター蒸し焼き」は、
どちらの個性も引き立つため相性抜群です。
重厚でコクのある純米酒なら、白米に合うようなしっかりした味付けや、
バターを使った料理でも、負けることがありません。
しっかりとした味付けの料理でも、純米酒は食中酒として愉しめます。
味や苦味、酸味のバランスがとれる45度前後の上燗なら、純米酒をよりおいしく飲めるでしょう。
醸造酒は香りが控えめで、あっさりから濃い味までさまざまな料理と合います。
ここでは、醸造酒に良く合う「やわらかタコのおでん煮」を紹介します。
日本酒とおでんならではの愉しみ方もあるのでぜひ試してくださいね。
<材料>2人分
・ゆでだこ 100g
・大根 1/4本(300g)
・卵 2個
・こんにゃく 1枚(200g)
・A醤油 大さじ2
・Aみりん 大さじ2
・A和風だし 小さじ2
・A塩 小さじ2/3
・A水 500ml
・練り辛子 適量
<手順>
①材料を食べやすい大きさに切る
②材料と調味料Aをすべて鍋に入れ、【カレー】ボタンを押す
③器にのせ、からしを添えたら完成
おでんは醤油やみりん、酒、塩などで味付けをされているため、醸造酒とよく合います。
また、おでんと醸造酒を愉しむなら、だし割を試してみて。
だし割とは、おでんのだしで割った日本酒のことで、
おでんだしの塩気が日本酒に足されて、お酒をよりおいしく感じられますよ。
画像Alt:BRUNOでつくった「厚揚げの麻婆豆腐」
深い香りと濃厚な風味がある熟成酒には、ちょっとクセのあるおつまみがおすすめ。
「厚揚げの麻婆豆腐」はまさに熟成酒にぴったりのレシピです。
熟成された日本酒と麻婆豆腐を愉しんでくださいね。
<材料>
・豚バラ肉 300g
・しょうが 1片
・長ねぎ 1本
・小ねぎ 適量
・にんにく 1片
・厚揚げ 2個(280g)
・水 300ml
・A甜麺醤 大さじ1
・A醤油 小さじ2
・Aみりん 小さじ2
・A中華スープの素 大さじ1
・A片栗粉 小さじ2
・B水 大さじ2
・豆板醤 小さじ2
<手順>
①厚揚げ以外の材料を切って、炒める
②香りが出てきたらB水を入れ、Aを加えて混ぜ合わせる
③煮立ってきたらみじん切りにした長ねぎと手でちぎった厚揚げを加える
④とろみをつけ、小ねぎをトッピングして完成
甘くて独特な香りと口に含んだときのやわらかさが魅力の熟成酒には、
その味わいに負けないこってりした麻婆豆腐がおすすめです。
甘くてコクの深い甜麺醤を使った麻婆豆腐と一緒に飲めば、
熟成酒もつい進んでしまうでしょう。
BRUNOでは、日本酒を愉しめるアイテムを取り揃えています。
自分で愉しむのはもちろん、
ギフトとしてもおすすめのアイテムなのでぜひチェックしてください。
ワイン造りに使われるオーク樽で熟成させた芳香な日本酒を、2本セットで用意。
洋食にとても合う日本酒です。
お猪口は形の違う4つを用意し、それぞれ違った角度から日本酒を愉しめます。
電子レンジ対応なので、ぬる燗などにする際に便利です。
陶器製でお手入れが簡単な上、電子レンジにも対応しているので、
手軽に燗酒をつくれます。
カップの内側を素焼き仕上げにしていることで味の角を取り、
穏やかな飲み心地を楽しめるでしょう。
日本酒にはさまざまな種類があり、合うおつまみもそれぞれ。
自分の好みにあった日本酒を見つけ、おつまみレシピをつくってみましょう。
また、晩酌が愉しくなるアイテムも取り入れると
いつもとは違った味わいを感じるかもしれません。
それぞれの味わいにあったおつまみとアイテムで日本酒を愉しんでくださいね。
ABOUT WRITER
BRUNO
愉しみ上手な大人が集い、生まれた、ライフスタイルブランド たとえば、ビーチサイドを仕事場に、 いつもの食卓をパーティに変え、 ファッションを愉しむようにインテリアを選ぶ。 “変幻自在”で”愉しさ重視”のライフスタイルがBRUNO流。 BRUNOは、人生を愉しむための 遊び心に満ちたライフスタイルをお届けします。
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