さまざまなスパイスを組み合わせるカレー。
最近では、自宅でスパイスからカレーをつくってみたい...という人も増えているようです。
調理が難しいイメージがあるかもしれませんが、
基本やちょっとしたコツを押さえれば思ったよりも簡単に本格的なカレーをつくれます。
この記事では、スパイスの形状やカレースパイスの種類・特徴、
混合スパイスのガラムマサラ、スパイスを使うコツについて紹介しています。
あわせてスパイスを使ったおすすめカレーのレシピも紹介しますので、ぜひチャレンジしてみてください。
スパイスは、原型のままの「ホールスパイス」と、粉末状にした「パウダースパイス」の2種類。
同じスパイスでも形状によって調理方法が異なるので、
上手に使い分けることでスパイシーでおいしいカレーに仕上がります。
ここではそれぞれのスパイスの形状や特徴について見ていきましょう。
ホールスパイスは、スパイスの原型もしくは原型に近い状態で販売されているタイプです。
植物の実や種、葉、茎、木の枝などさまざまな種類があります。
ホールスパイスは弱火~中火でじっくり加熱して、焦がさないように調理するのがポイント。
焦がしてしまうと苦味が加わり風味が台無しになるので注意しましょう。
パウダースパイスは、ホールスパイスを粉末状にしたタイプです。
完全な粉末状になったものや、軽く潰した状態のものなどさまざまな種類があります。
パウダースパイスは煮込んでしまうと風味が落ちるため、料理の仕上げに加えるのがポイントです。
カレーには多くのスパイスが使われていますが、香りのもと、辛味のもと、
色のもとといった3種類の目的別に分けられます。
ここでは、カレーに使われる代表的なスパイスの名称と特徴について紹介します。
まずは香りのもととなる代表的なスパイスを紹介します。
スパイス |
特徴 |
コリアンダー |
別名「パクチー」として知られ、柑橘系の甘い香りと苦味が特徴。さまざまなスパイスの風味を調和してくれる。 |
クミン |
スパイシーな風味と苦味が特徴。カレーに欠かせないスパイスのひとつでコリアンダーと相性がよい。 |
シナモン |
エキゾチックな甘い香りが特徴。世界最古のスパイスのひとつ。カレーに加えることで甘くコクのある風味に仕上がる。 |
クローブ |
強く甘い香りと刺激的な辛味・苦味が特徴。肉料理の臭み消しにも使われ、カレーに入れると甘く奥行きのある味わいに。 |
ナツメグ |
スパイシーで甘い香りが特徴。肉料理と相性がよい。 |
オールスパイス |
煮込み料理にも使われ、味わいと香りに奥行きが出る。 |
ローレル |
さわやかな風味と苦味が特徴。乾燥した葉を煮込むことでさわやかな風味が味わえる。 |
ガーリック |
強い香りと旨みが特徴。風味とコクが食欲をそそる。 |
カレーには欠かせない辛味のもとなるスパイスを紹介します。
スパイス |
特徴 |
カイエンペッパー |
強い辛味が特徴の唐辛子。種類によって辛さが異なる。カレーの辛味を調節する重要なスパイス。 |
ジンジャー |
さわやかな風味とピリッとした刺激が特徴。にんにくと一緒に使うことが多く、すっきりとした後味にしてくれる。 |
ブラックペッパー |
いろいろな料理で活躍する基本的なスパイス。シャープな辛味と清涼感が特徴。カレーに痺れるような辛さを出してくれる。 |
カレーの見た目を左右する重要なスパイスを紹介します。
スパイス |
特徴 |
ターメリック |
ほのかな苦味と土臭さが特徴。ウコンとも呼ばれカレーの黄色い色となる。カレーには欠かせないスパイスのひとつ。 |
パプリカ |
独特の甘みが特徴。赤い色づけに使われる。 |
サフラン |
高価なスパイスとして有名。カレーライスでは白米ではなくサフランライスにすることもある。 |
ガラムマサラは、多種類のスパイスを配合したインドの混合スパイスです。
ブラックペッパーやクミン、コリアンダー、カルダモン、シナモンなどが一般的に使用されます。
複数のスパイスを独自で配合するため、お店や家庭ごとに特有のおいしさが生まれるのが特徴です。
煮込みすぎると香りや風味が失われるため、仕上げに加えるのがポイントです。
また市販のカレールーとも相性がよく、ガラムマサラを加えるだけでスパイシーなインドカレーを愉しめます。
さらにガムマサラはカレーだけではなく、キャベツ炒めや肉の下味などにも使えて便利です。
いろいろなメニューの調理で試してみてください。
スパイスを使ってカレーをつくる場合、
調合の比率が悪いとまとまりのない味や物足りない味になり、おいしく仕上がりません。
ここでは、カレーをおいしくするために知っておくとよいスパイスを使うコツを紹介します。
スパイスカレーといえば、多くのスパイスを合わせてつくるイメージですが、
はじめからさまざまなスパイスを使う必要はありません。
すべてのスパイスを揃えるのは大変なので、はじめは数種類の組み合わせからスタートしましょう。
慣れてきたら、好みのスパイスを加えてオリジナルのスパイスカレーを愉しんでください。
香り・辛味・色味の基本的なバランスは4:1:5が目安です。
基本をベースにさまざまなブレンドを試し、好みのカレーをつくっていきましょう。
スパイスのバランスが崩れると味にまとまりがなくなってしまうため、
調節しながら少量ずつ加えるのがポイントです。
BRUNOのアイテムを使えば、スパイスカレーをおいしく簡単につくることができます。
ここでは、スパイスの利いた旨味たっぷりカレーのレシピを2つ紹介します。
簡単でアレンジもしやすいので、ぜひ挑戦してみてくださいね。
アレンジしやすい基本のスパイスチキンカレーのレシピです。
鋳物ホーローポットを使えば、フタの裏に付いたピコが水分を循環させ、
具材の旨味を凝縮させたスパイシーなカレーを愉しめます。
スパイスの種類や具材を変えたり、ココナッツミルクやヨーグルトを加えたりと、
いろいろなアレンジを試してお気に入りの味を見つけましょう。
「無水スパイスチキンカレー」の詳しいレシピはこちら
圧力調理でとろとろに仕上がったなすとスパイスの風味を愉しめるカレーのレシピです。
トマトの水分のみを使うことで旨味がギュッと凝縮され、スパイスの香りがより引き立ちます。
マルチ圧力クッカーを使えば、切った材料を鍋に入れてボタンを押すだけの簡単調理で出来上がり。
ご飯は好みでターメリックライスにしてもおいしいですよ。
「丸ごとなすがとろとろ!無水トマトカレー」の詳しいレシピはこちら
カレースパイスには多くの種類があり、配合の仕方がカレーの風味を決めるポイントです。
基本のスパイスを揃えるだけでも、おいしいスパイスカレーがつくれます。
配合が決まってきたらカイエンペッパーを加えて辛味を足したり、カルダモンでさわやかさをプラスしたりと、
自分の好みのスパイスでアレンジしながらカレーづくりを愉しみましょう。
さらに隠し味を入れると、また違った風味を味わえるカレーに。
カレーをよりおいしくする隠し味について知りたい場合は、こちらの記事もぜひチェックしてみてください。
絶品のカレーに仕上がるおすすめの隠し味13選!入れる時の注意点も
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BRUNO
愉しみ上手な大人が集い、生まれた、ライフスタイルブランド たとえば、ビーチサイドを仕事場に、 いつもの食卓をパーティに変え、 ファッションを愉しむようにインテリアを選ぶ。 “変幻自在”で”愉しさ重視”のライフスタイルがBRUNO流。 BRUNOは、人生を愉しむための 遊び心に満ちたライフスタイルをお届けします。
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