カレーは幅広い世代の人に人気のメニューです。
定番レシピでも十分ですが、隠し味を少量プラスするだけでよりおいしく仕上がります。
この記事では、いつものカレーをさらに深みのある味わいや豊かな香りにする、
おすすめの隠し味を効果別に紹介します。
隠し味を入れる際の注意点も確認しながら、いつものカレーに変化を加えてみましょう。
はじめに、コクや旨味のあるカレーに仕上げたい人におすすめの隠し味を紹介します。
普段から食べる物や日常的に使う調味料が隠し味になるので、ぜひ試してみてください。
カカオの風味や甘みが魅力のチョコレートは、カレーのコクや旨味をグッと引き上げます。
ビターチョコレートがおすすめですが、マイルドな味わいに仕上げたいときはミルクチョコレートでもよいでしょう。
鍋に対して1~2粒が適量。入れすぎないように味見をしながら調節してください。
刻む、溶かすなどしてから入れると混ぜやすくなります。
コーヒーの苦みがコクを引き立て、たっぷり煮込まれたような深みのある味わいのカレーに仕上がります。
すぐに溶けるインスタントコーヒーがおすすめですが、入れすぎると苦みが増すので注意が必要。
鍋に対して小さじ1杯までが目安です。
牡蠣のうま味を閉じ込めたオイスターソースは塩気もありコク深く、旨味たっぷりのカレーに仕上がります。
特に、海の幸を使ったシーフードカレーとの相性が抜群です。
鍋に対して大さじ1杯ほどが目安ですが、濃い味になりやすいので入れすぎないよう
少量ずつ加えて調整しましょう。
仕上げに味噌を加えると、風味やコクのある和風カレーの出来上がり。
後味に少しの酸味とまろやかさが感じられます。
大豆のみでつくられる熟成期間の長い赤味噌を使うと、よりコク深い味わいのカレーに仕上がります。
塩分が多くなりすぎないよう、鍋に対して大さじ1杯ほどを調節しながら入れましょう。
ケチャップを加えると、甘み・酸味・旨味が増したおいしいカレーに仕上がります。
原材料のトマトに含まれるうま味成分の「グルタミン酸」による効果です。
酸味を抑えて旨味を強くしたい場合は具材を炒める時に入れ、
酸味のあるさっぱりとしたカレーを味わいたい場合は仕上げのタイミングで入れましょう。
鍋に対し、小さじ1~2杯が目安です。
ケチャップ以外にも、トマトのざく切りやトマト缶などを入れるのもおすすめです。
水の代わりにトマトジュースで具材を煮込むと、辛さを抑えたさわやかな味わいになります。
続いて、カレーに甘さやまろやかさを求める人におすすめの隠し味を紹介します。
子どもも食べやすい味に仕上がりますよ。
りんごを加えると優しい甘さのマイルドなカレーに仕上がります。
甘口カレーが好きな人や子どもにおすすめの隠し味です。
すりおろして加えると、カレーになじみやすくなります。
りんごには肉をやわらかくする効果があり、特に豚肉との相性がよいのでポークカレーに最適です。
味にまとまりがなくなってしまったときの救世主としても役立ちます。
熱を加えると甘みが増すバナナも、カレーの隠し味におすすめです。
潰して煮込む際に加えれば、とろみのあるおいしいカレーに。
ただし入れすぎるとバナナの味が強くなるので、少量ずつ調整しながら入れましょう。
カレーに酸味やさっぱりとした味を求める人は、レモンやヨーグルトを入れてみましょう。
いつものカレーの雰囲気が変わり、さわやかな味わいに仕上がります。
酸味とさわやかな後味が特徴のレモンをプラスすると、カレーの味をしめて辛さを抑えてくれます。
加えるタイミングは、ルーを入れる前後どちらでもよいですが、
酸味を抑えたければルーを入れる前に加えるのがおすすめです。
量が多すぎると酸っぱくなるので、小さじ1〜3杯で調整しましょう。
ヨーグルトを加えることで酸味がプラスされ、さっぱりとした後味のカレーに。
ヨーグルトはインドカレーによく用いられる隠し味で、
まろやかさが生まれるとともにコク深い味わいに変化します。
肉をやわらかくする働きもあるので、
バターチキンカレーをつくる時に肉をヨーグルトに漬けておくのもよいでしょう。
辛いカレーが好きな人にぴったりな隠し味を紹介します。
ピリリとした辛さが食欲を掻き立ててくれますよ。
ブラックペッパーは、カレーにピリッと刺激のある辛味をプラスする隠し味の一つです。
ブラックペッパーは癖がなくすっきりとした辛味を味わえるので、さまざまな味つけに使用されています。
中華料理で使用される豆板醤はカレーに辛味とコクをプラスします。
市販の辛口では物足りない人や、コクに加えて辛さも欲しい人におすすめです。
ペースト状で溶けやすいので手軽に入れられるのも魅力。
麻婆カレーなどにアレンジするのも愉しいですね。
最後は香りを重視したカレーにおすすめの隠し味。
特別な日のカレーに仕込んでみてはいかがでしょうか。
カレーのおいしそうな香りはクミンによるものです。隠し味として加えることで、香りがより引き立ちます。
もともと香りが強い香辛料で、熱を加えるとより一層強く香ります。
クミンにはシードとパウダーがありますが、
カレーの隠し味としては料理に溶けやすいパウダーを使用するとよいでしょう。
にんにくを加えることでカレーの風味がアップ。
さらに、食欲をそそる香りとコクが出て深みのある味になります。
すりおろしやみじん切り、スライスなど、好みに合わせて加え方を変えてみてはいかがでしょうか。
カレーの隠し味は入れるタイミングや量などに注意が必要です。
以下のポイントを押さえて、こだわりの詰まったカレーをつくりましょう。
隠し味は小さじ1杯から少量ずつ入れてかき混ぜ、味を見ながら調節しましょう。
一度に大量に入れると隠し味が濃くなり、味のバランスが崩れてしまいます。
隠し味として入れますが、味を感じない程度を目指してみてください。
いろいろな隠し味を入れてしまうと味のバランスが崩れてしまう可能性があるので、1種類から試すのがおすすめです。
効果に応じた隠し味を使い、多くても2〜3種類までにとどめましょう。
隠し味によって入れるタイミングを変えるのも大切です。
ルーの後に隠し味を加えると味の調整がしやすく、煮込んだ後に香りづけとして加えれば、より風味を愉しめます。
にんにくは具材を炒める時に入れ、
ヨーグルトはルーの後に入れると白い粒が残ることがあるため煮込む時に入れましょう。
調味料や食材によって適切なタイミングがあるので、確認してから入れるとおいしく仕上がりますよ。
おしゃれなキッチングッズを取り扱うBRUNOから、隠し味を使ったカレーレシピを紹介します。
変化を持たせたカレーづくりの参考にしてみてください。
隠し味にクミンパウダーを始めとしたスパイスやトマトを加えた無水カレー。
香りのよさはもちろん、なすのとろとろ加減もおいしさのポイントです。
ターメリックライスが彩りを加えて、鮮やかな見た目に仕上がります。
スパイスはルーを入れた後に加えましょう。
マルチ圧力クッカーを使えば、長時間煮込んだようなカレーが簡単に完成します。
「無水トマトカレー」の詳しいレシピはこちら
味噌や和風だしの素を加えた、和風の牛すじ煮込みカレーのレシピです。
隠し味の味噌は、具材とともに内鍋に入れて一緒に煮込みましょう。
マルチ圧力クッカーに具材を入れてスイッチを押せば、ほったらかしでカレーが完成します。
やわらかな牛すじとともにカレーを味わってみてください。
「牛すじ煮込みカレー」の詳しいレシピはこちら
以下の記事では、今回紹介した圧力鍋の使い方を詳しく解説しています。
圧力鍋の使い方。初心者でも簡単!お手入れ方法やおすすめレシピも紹介
鶏もも肉や玉ねぎといったカレーの定番具材を、鋳物ホーローポットに入れて調理するシンプルなカレーです。
シンプルである分、スパイスや具材次第でオリジナルのカレーが完成します。
ココナッツを入れてタイ風に、
生クリームやヨーグルトなどの乳製品を加えてコクのあるカレーに仕上げてみてはいかがでしょうか。
チキンスープを加えて、カレースープに仕立てるアレンジもおすすめです。
「無水スパイスチキンカレー」の詳しいレシピはこちら
ほかにもカレーレシピがたくさんあります。
BRUNOレシピページから「カレー」で検索してみてくださいね。
カレーの隠し味にはさまざまな食材や調味料があります。
気分や好みに合わせて好きな隠し味を入れてみましょう。
入れるタイミングは調味料や食材によって異なりますが、どれも少量ずつ入れるのがポイントです。
味見をしながら、よりおいしいカレーを味わってくださいね。
以下の記事では、ほかにも料理の隠し味について紹介しています。
焼きそばがおいしくなる隠し味8選|屋台の味に近づけるコツ・おすすめレシピも
隠し味で豚汁をもっとおいしく!コクうま&絶品に仕上げるコツ・簡単レシピも紹介
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愉しみ上手な大人が集い、生まれた、ライフスタイルブランド たとえば、ビーチサイドを仕事場に、 いつもの食卓をパーティに変え、 ファッションを愉しむようにインテリアを選ぶ。 “変幻自在”で”愉しさ重視”のライフスタイルがBRUNO流。 BRUNOは、人生を愉しむための 遊び心に満ちたライフスタイルをお届けします。
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